空井大祐と稲葉リカのやりとりに見る女心のつかみ方

第134回

昨日（６月１６日（日））の空飛ぶ広報室、空井大祐と
稲ぴょん（稲葉リカ）との関係は前回の悲惨な状態から
回復して、いい雰囲気になってきました。

前半、バレンタインチョコレートを同僚の男性アナウンサーに
あげた時に

「本命チョコは」の問いに

「当分いいんじゃない」

「当分てどれくらい？」と聞かれて


「空を見ても何とも思わなくなったら」

（大好きな空井大祐のことを何とも思わなくなったら）
なんて言葉に胸がきゅっとなった人も多いのではないでしょうか

空井大祐のことをあきらめようとしていることを暗示させる
場面でした。





でも、後半、事態は好転してきます。

空井大祐が稲葉リカに「見に来てください約束です」との
メモと一緒に松島までの切符を送りつけてきたのです。


女性（稲葉リカ）の心理分析をすれば

松島までの往復切符、結構お金がかかります。
無駄にしちゃったら相手（空井大祐）に悪いですね。


しかも「見に来てください」
と断定的にお願いしています。

こういう言い方をすると、男性（空井大祐）の有無を言わさぬ
強い意志と、女性（稲葉リカ）への思いが伝わりやすくＯＫ
しやすくなりますね。


あくまで男性（空井大祐）が来いといったから
女性（稲葉リカ）が松島に行ったということになります。





これが

「見に来てくれますか」とか

「見に来られますか」

なんて言葉だと、女性の意思が優先されますから、
女性（稲葉リカ）としては


「どうしようか」

という自分の意思の選択が入ってきてしまいます。


そうなると、そこへ行ったのは女性（稲葉リカ）の意思で
行ったという形になってしまいます。

微妙なニュアンスですけれども、女心を掴むのに結構
重要なポイントです。


ところが、ここでは

空井大祐が「見に来てください」と言って、切符まで
送りつけている。

しかも「約束です」とのとどめが刺されています。





稲葉リカとしては

「行かなければならなかった」
と自分自身に言い訳ができるのです。

もちろん、稲葉リカの本心としては空井大祐と
会いたくて、会いたくて仕方がないということは
分かりきっています。


でも二人の関係が微妙な時には、女性の背中を
ちょっと押してくれる、言い訳が必要なのです。

このあたりの感覚が分からないと、なかなか女心を
理解できないと思います。





さらにさらに

ブルーインパルスが大空にスモークでハートマークに
矢を描いた時に

空井大祐が言った言葉

「ありがとう、来てくれて。稲葉さんと一緒に見られて
本当に良かった」


なんて決め言葉

かっこいいですね

そしてさらに


エンディングで

稲葉リカが、密着取材の放送が復活したことで、
空幕広報室に挨拶に行こうと、空井大祐に電話した時

「今日、来られちゃったら、僕が稲葉さんと会えない
じゃないですか、だから明日来てください」


なんて、このっ、このっ、色男、女心を完全に
つかんじゃってます。

こんな事言われたら女性（稲葉リカ）もうノックアウト状態、
ふらふらですね。





このドラマの中で空井大祐は、どちらかというと恋愛に
不器用な男として描かれていますが、

この前のサプライキッスといい、今回の稲葉リカを呼び
寄せたテクニックといい


女心を巧みにつかむテクニック

「空井君、なかなかやるじゃない」

と言いたくなりますね。


是非、彼女を作る際の参考にしてください

とは言いながら

なかなかよくできた恋愛ドラマだったんですが、
残念なことに来週が最終回


原作があるので、そうそう引っ張ることもできませんから
仕方がありませんね。

最終回、どんな展開になるか楽しみです。



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